公開日: 2026.05.25 / 最終更新日: 2026.05.25
Shopify BtoB開発会社の選び方と費用相場【7つの確認点】
Shopify BtoB開発会社を選ぶ前に確認すべき7つのポイントを整理しました。費用相場・よくある失敗・スコープ管理の考え方まで、発注側が押さえておくべき内容をまとめています。

ShopifyのBtoCとBtoBは、作るものが根本的に違います。BtoCは「見た目と買いやすさ」ですが、BtoBは「会員制アクセス制限・複数価格設定・請求書払い・基幹システム連携」まで含みます。BtoCだけの実績しかない開発会社に発注すると、本番後に「この機能は対応していない」という話になりやすいです。発注前に確認すべき7つのポイントを整理します。
ShopifyのBtoBとBtoCは何が違うのか
- ログイン制限:審査済み取引先だけが閲覧・注文できるクローズドサイト
- 複数価格設定:顧客タグや取引先グループごとに卸値・掛け率を変える
- 請求書払い・掛け払い:月末締め翌月払いなど日本のBtoB商習慣への対応
- 最小注文数・ロット販売:ロット制御が必要
- 基幹システム連携:在庫管理・受発注・会計システムとのAPI連携
- 見積もり機能:カートに入れて即決済ではなく、見積もり依頼→承認→発注のフロー
Shopify BtoB開発会社を選ぶ7つのチェックポイント
① BtoB特有の機能実装実績があるか
「Shopify対応」と言っているだけでは不十分です。クローズドサイト・複数価格設定・請求書払い対応の実装実績を具体的に確認してください。事例がBtoC案件ではなくBtoB案件かどうかを必ず確認してください。
② 日本のBtoB商習慣を理解しているか
「月末締め翌月末払い」「代理店ログイン」「納期指定・分割配送」といった日本特有の商習慣に対応した設計ができるか確認してください。要件定義の段階でこれらを自然に織り込んだ提案が来るかどうかを見極めます。
③ 基幹システム連携の経験があるか
多くのBtoBサイトでは既存の在庫管理システム・ERP(販売・在庫・会計を統合する基幹システム)とShopifyをAPI連携させる必要があります。Shopify Admin API / GraphQL APIの実装経験と、連携先システムへの理解がある会社を選んでください。
④ Shopify Plus と通常プランの違いを説明できるか
BtoB機能の一部(法人取引向けのB2B on Shopify、独自の割引・決済制御ができるスクリプトエディタ等)はShopify Plusでしか使えません。予算規模とBtoB要件を踏まえ「Plusが必要かどうか」を明確に説明できる開発会社は信頼できます。
⑤ 要件定義フェーズを丁寧にやるか
BtoBサイトは要件が複雑なため、要件定義が不十分だと追加費用・手戻りが発生します。「ヒアリングシート」「要件定義書」「ワイヤーフレーム」を納品物として明示している会社を選んでください。
⑥ 納品後の保守・運用体制があるか
BtoBサイトは運用中に「このバイヤーだけ価格を変えたい」という改修依頼が継続的に発生します。月次保守契約や改修対応の体制があるか確認してください。
⑦ 見積書にスコープが明記されているか
「一式○○万円」という見積書は要注意です。BtoB案件では後から「この機能も必要だった」という話が必ず出ます。「やること」と「やらないこと」が両方明記された見積書を出してくれる会社は、スコープクリープ(作業範囲が際限なく膨らむこと)を防ぐ意識があります。これが曖昧な会社は、追加費用の話が出たときにお互い困ります。

Shopify BtoB開発の費用相場(2026年版)
- ライトプラン(テーマカスタマイズ中心):30〜50万円 / 3〜4週間
- スタンダードプラン(テーマ改修+アプリ連携+基本BtoB機能):80〜150万円 / 6〜8週間
- プレミアムプラン(フルカスタム+基幹システム連携+LLM活用):200〜500万円 / 3〜6ヶ月
費用の「上振れ」が発生しやすいのは、要件定義の段階で「やること・やらないこと」が曖昧なまま契約した場合です。「80万円で始めたはずが最終的に250万円になった」といったケースは、BtoB開発では珍しくありません。開発中に「この取引先だけ特別な価格設定にしたい」「基幹システムとの連携が実は必要だった」といった話が出てくるからです。最初の見積もりでスコープが明確に分かれているかどうかが、費用予測の精度を大きく左右します。
ShopifyでBtoB(卸売)サイトを構築する完全手順を見る要件定義・顧客管理・価格設計・決済・テストまで、BtoBサイト構築の全工程を網羅したガイドです。7つのチェックポイントを自社だけで見極めるのは、実際には簡単ではありません。BtoB案件は要件定義の精度で費用も成否も大きく変わります。awaiはBtoB特有の機能実装・基幹システム連携・スコープ管理を前提に、最初の見積もりから「やること・やらないこと」を明確にしてご提案します。
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- Q. 発注後に要件が変わった場合、追加費用はどのくらいかかりますか?
- A. 変更範囲と発注形態(固定費か時間工数か)によります。固定費(一式)での受注の場合、要件変更は追加見積もりが必要で変更規模によっては初期費用の20〜50%の追加が発生することもあります。発注前に「要件変更が発生した場合の対応プロセス」を契約に明文化しておいてください。
- Q. Shopify BtoBサイトは、基幹システム(ERP・販売管理)と連携できますか?
- A. できます。ShopifyはAdmin APIとWebhookを公開しており、注文・顧客・在庫データを基幹システムと双方向で連携できます。freee・弥生・マネーフォワードなどの会計ソフトはCSV連携が現実的で、SAPや独自ERPとはAPI連携が必要になります。連携設計は「どのデータをどのシステムに集約するか」を最初に決めてから着手する順序を守ってください。
- Q. 発注後に開発会社との関係がうまくいかなくなったとき、どうすればいいですか?
- A. まず契約書の納品物・スコープ・支払い条件を確認することが先です。Shopifyは環境がShopify側で管理されているため、開発会社が変わっても「ストアへのアクセス権」を自社管理にしておけばコード・データの引き継ぎは比較的スムーズです。初回契約時点でShopify管理者権限を自社で保有しておく、これは外せない条件です。
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